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とても気になったヤオコー(8279)のFSP(フリークエント・ショッパーズ・プログラム)

先日、ヤオコーの決算説明会に出席した。

その席で、同社が前期よりFSP(フリークエント・ショッパーズ・プログラム)を開始したことを知った。
FSPとは顧客識別マーケティングと言われるもので、1990年代の終わりに米国で効果を発揮し、日本でもこぞって採用された方法である。


これは、ID付きPOSデータとも呼ばれ、会員がいつ、何を、どれだけ買ったかを把握して、顧客への販売促進活動に生かそうというものである。
通常のチラシは、不特定多数に販売促進を行うものであるが、FSPではピンポイントでDMなどを送付することによって、効率を圧倒的に高めようというものである。
一番の目的は顧客の分析であるが、来店客のカード保有率を高めなければ効果がないため、ポイント制や会員割引などとのセットになっていることが多い。


米国ではこのFSPによって、ウォルマートなど全国展開の小売業に対抗して、大成功をおさめた地域のスーパーが続出した。
そのため、日本でも当時スーパーがこぞって採用したが、分析にコストをかけられないため、単なるポイントカードとしての機能しか発揮できない状況にある。
ポイントカードとしてしか使えないのであれば、単に値引きだけである。

そういった事情を踏まえた上で、ヤオコーではこれまでポイントカードを採用していなかったようである。
しかし、FSPの利点を精査し、十分に失敗事例を研究した上で、今回満を持してFSPを開始した模様である。

それゆえ、期待感が高まるのである。
私は当時、FSPのポテンシャルに興味を持ち、成り行きを見守っていたが、結局はポイントカード以上の使い方ができない企業ばかりであり、見るべき企業を発見することはできなかった。
それだけに、同社の今後のFSPには注目して行きたいと思うのである。



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2012-05-12 | Comment(0) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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